☆シカゴ見聞録☆

2nd day
そのB



ココテイラー&菊田俊介氏のステージが終って、9時半。

これで、ホテルに帰って寝る・・・

訳も無く、タフな人たちぞろいのツアーメンバーは、
念願のブルースクラブ巡りへ、繰り出すことになった。

僕は、大阪から来られた、ブルース大好きのSさんご夫婦と、タクシーに便乗。
もう一台は、鹿児島のHさん、北海道のSさん、福岡のMさん、京都のKさん。

いや〜、みんな、ようやるわ。

目指すクラブは、キングストンマインズ、そして、上の写真のB.L.U.E.Sである。

またもや、写真が少ないのは、ご勘弁いただきたい。
撮ったはずなんだけどなあ。

キングストンマインズは、かなり広いお店に2ステージ有り、
交互にライブを行うシステム。
お客さんは、ブルース漬けの上に、待たされること無く楽しむことが出来る。
贅沢なクラブである。

僕は、1バンド目の、黒人さん主体のスタンダードなブルースをやっているバンドが良かった。
『CHARIE LOVE THE SILKY SMOOTH BAND』
というバンドらしい。なんとなく、セクシュアルバイオレットNo.1な感じである。
(・・・若い読者は分かるまい)

2つ目のバンドも、とても上手かった。ただ、あまり僕の、嗜好には合わなかった。
でも、アートは好き嫌いだけで判断しては行けないと、
高名なアーティストが言っていた。とすれば、こちらの未熟である。

曲は、Messin with the kid,Everyday〜,Going down,
ジュニアウェルズ、B.Bキング、フレディーキングのナンバーを同時に聴けてなんか得した気分。
ここでも、ミーハーぶりは、発揮されている。

ああ、ステージで弾いてみたい。

そして、帰る・・・

訳も無く、2軒目の物件は、B.L.U.E.S.

ここでは、いきなり、若いギタリストが、ジミヘンドリクスの、
Hey Joe,Voodoo Chileを、真夜中の快演。
その後、ココバンドのベーシスト氏が飛び入りしたり、
リトルココテイラーという感じの女性が、元気に歌ったり。

いやはや、真夜中まで、賑やかなの、なんなのって。

演奏終了後、ようやく帰路に着いた我々。
ホテル到着は、2時をとっくに過ぎていた。

大阪のSさん夫婦のダンナさんが、

『ブルースの洗面器に、顔を付けたようだ。』

という、ピッタリな表現をしていた。まさに、そんな一日だった。

しかし、この表現は、あまりにも的確で、聴いた途端、
感心して唸ってしまった。

座布団10枚!!
(若い人は、調べてください。)

続き


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